日本
相撲協会から治療目的での
モンゴルへの
帰国を許された
横綱の
朝青龍（２６）が２９日夕方、成田空港発の便で、
当地のチンギスハン国際空港に到着しました。
厳重な警備が敷かれるという緊張した状況のなかで、
朝青龍は一緒に同行した師匠の
高砂親方（元大関・朝潮）や
医師らとともに空港ビルの滑走路側にあるＶＩＰ専用出口から
車に乗り込んで移動しました。
朝青龍はこの日の午後に、着物姿で成田空港に着き、
無言で報道陣の前を通り過ぎ飛行機に乗り込みました。
まげは整えられていましたが、髭を伸ばしたままでした。
同じ便の客室乗務員や乗客の話では、機内の
朝青龍はビジネスクラス
の席に座って、食事や飲み物も摂らずに、
ほとんど寝ていたということです。
チンギスハン空港には日本の報道陣約６０人と
テレビカメラ約１０台が待ち構えてました。
しかし、空港の警備態勢は厳重になっており、普段は取材陣が
通行できる搭乗ゲートが、
朝青龍を乗せた便の到着前後は
立ち入りを禁じられていました。
モンゴルの報道関係者の話では「
朝青龍の
帰国取材で、
ここまで厳しい規制があるのは初めてだ」と驚いた表情でした。
なお、朝青龍は当地から約４００キロ離れた温泉保養地を拠点として、
治療を受けるようです。
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